CHINA WATCH １２月２７日版より
１２月２７日のCHINA WATCHの１面は中国の経済発展の象徴の１つである中国の高速道路についての記事です。
最初はそのコストが懸念され、高速道路建設に反対の声があがったそうです。しかし、今では中国全土で１３万キ６５００キロに渡る高速道路が整備され、世界で最も長いネットワークになったそうです。また新しい技術として、路面にあたる太陽光で発電する技術を用いた高速道路が山東省済南に完成しました。
中国は著しい経済成長を見せている一方で、環境に対して配慮していない印象がありましたが、実際には環境にも配慮して経済成長を実現させているようですね。
中国の経済成長を支える新しい業界
パン・エンタメ産業という言葉をご存知ですか？このパン・エンタメ産業は７年前に中国で誕生した言葉のようで、ＩＰ（知的財産）をベースにして、様々な創造的な製品を作り出すことを意味するようです。
このパン・エンタメ産業は中国のデジタル経済にとって重要で、経済成長に貢献しています。
新しい産業を生み出すことは大変なこと。しかも中国ではその新しい産業が、経済成長を支えているというのですから、どういった観点で産業育成に取り組んでいるのか興味がわきます。
モバイル決済先進国の中国
中国は日本よりもモバイル決済が進んでいます。訪日観光客が７３０万人にも上っていることから、日本でもモバイル決済が進めば、訪日観光客にとっても買い物しやすくなりますね。実際に中国の企業が日本の中小企業に投資をし、モバイル決済の基盤を整えようとしています。
中国のモバイル決済の普及率は凄まじいものです。
中国の都市部の消費者1000人を対象に実施された調査によると、回答者の98.3%が、過去3カ月の間にモバイル決済プラットホームを「利用した」と答えた。よく利用する決済プラットホームで最も多かったのは支付宝で79.5%。クレジットカードの45.5%、デビットカードの30%を大きく上回り、現金の79%をさえ上回った。
モバイル決済が今よりも普及すれば、モバイル決済先進国の中国からの観光客は当然使うでしょうし、また日本人も利用しやすい環境が整えば、日本のキャッシュレス化も一層進むのではないでしょうか。
中国関連のイベントが今年も行われるので、お時間が合う方は訪れてみてはいかがでしょうか。
本日はこれまで。
