CHINAWATCHマニア

月一回発行のCHINA WATCHについて語るブログ。

チャイナウオッチ9月26日版より

今回のチャイナウオッチの1面は、中国のテーマパークについてです。中国のテーマパークといえば、香港に次いで作られた上海ディズニーランドを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

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今、中国ではディズニーランドのようなテーマパークの建設が増えているようです。ある調査会社の分析によると、中国の「消費のアップグレード」にとって重要なものはテーマパークであるとの指摘も出ています。

 

国際的な業界団体によると、来年2020年には、中国は、世界で最もテーマパークが多い国になるとの予測も出ています。

 

中国で、テーマパークが増える要因として、消費意欲のある中間所得層の可処分所得が増え続けていることがあげられます。

 

中国の技術を支える「スマートバレー」

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中国でスマートバレーと呼ばれている地域があります。それが杭州智慧谷です。杭州といえば、中国を代表する企業、アリババが拠点を置いていることでも有名です。

 

集約して研究開発をしている場所を、日本で思い浮かべると筑波研究学園都市の名があがります。しかし、中国のスマートバレーは、筑波研究学園都市とは異なる様相を呈しています。

それは、杭州、あるいは浙江省は、ある分野、とりわけAI分野の研究に集中しているということです。また研究センターが、商業化できそうなコンテンツを発見すれば、速やかに企業に紹介し、企業側は、ファンド等を利用し、研究成果を享受することが可能なのです。研究から商業化までが1つの流れとして確立されているところが、日本と大きく違うところです。

 

広まる中国の伝統医薬

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長い中国の歴史の中で培われてきた中国古来の伝統医薬が、大きな転換観点を迎えようとしています。

 

伝統医薬は、欧米にも広まっていますが、あくまで、近代医学の補完療法としてでした。

 

そのような、伝統医薬について、国際的な標準制定の動きがあります。

 

国際標準化機構(ISO)が、今年の8月までに45の伝統医薬関連の標準を制定しました。さらに46の伝統医薬関連の標準制定を準備中だといいます。

 

この標準化のおかげで、伝統医薬の国際的な認知が高まることが期待されます。

 

今月も中国に関係するイベントが多く行われます。中国の文化の一面に触れるいい機会ではないでしょうか。

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 本日はここまで。