チャイナウォッチ8月22日版より
前回の更新から時間が経ってしまいました。
8月22日のCHINA WATCHの1面は、砂漠化です。中国の森林は、人口増加に伴い、大幅に減少をしました。70年代後半から国を挙げて、森林再生キャンペーンを開始し、今も継続中です。森林再生キャンペーンのおかげで、中国の森林面積は40年間で2.5倍にまで増えたそうです。
内モンゴル自治区の砂漠では、30年間にわたって、住民や企業が植樹活動に取り組んできたそうです。この砂漠はクブチ砂漠と言われる砂漠で、住民は薬草を植えたり、ソラーパネルを設置することによって収入を得られたそうです。この砂漠化抑制の成功モデルは「クブチモデル」と言われているそうです。
世界中で森林減少が叫ばれている中、このクブチモデルは良い手本になるのではないでしょうか。
地方では日本企業との交流が進む
今中国では、日本企業の姿勢に変化が表れているといいます。
その変化の特徴は
①中国企業側の技術革新に対する強い欲求に応えるもの
②採用している手法が日中共同開発によるもの
上記2点が挙げられています。
日中の企業間の協力関係は、工場は依存しあい、技術訓練、研究開発といった一層の深化を遂げています。
また、一部の都市では、企業の交流の場として常設の展示ホールも設けられています。
オンラインで生鮮食品を購入
日本でもオンラインショッピングは盛んに利用されていますが、生鮮食品の購入に、オンラインショッピングを使う人はあまり聞いたことがありません。
しかし、中国では、若い世代を中心に、生鮮食品もオンラインで注文し、決済することが当たり前と感じているようです。
その背景には、いつでもどこでも利用できるスマホ技術によって、利便性を求める欲求が強まったことが挙げられます。
中国は、世界最大のEコマース市場であり、その売上高は、約35兆8400億円にものぼる。こういったEコマース市場の身近さが、生鮮食品の購入に一役買っているのでは。
中国で55件目の世界文化遺産
中国は、度々「中国文明は5000年の歴史」と言われることがあります。しかし、長らくはっきりと証明することは難しかったそうです。しかし、浙江省杭州市の遺跡(良渚古城遺跡)が、この問題を解決してくれたそうです。
この遺跡が、今年の7月、ユネスコの世界文化遺産に登録されました。この世界文化遺産の登録で、中国国内の世界遺産の総数は55件になりました。
この杭州市の遺跡は、7月8日から一般公開されています。現在は事前予約制のようです。
東京や北京で中国関連のイベントが開催されます。中国の文化に触れる良い機会なので、いかがでしょうか。
本日はここまで。